月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

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映画「クローサー」(2004)

原題:CLOSER


お気に入り度
☆☆☆☆++


ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、クライブ・オーウェン出演、マイク・ニコルズ監督の、切ないラブ・ストーリー。


ストーリーは次のとおり。

ダン(ジュード・ロウ):小説家志望のジャーナリスト。以下、Mwと略。
ラリー(クライブ・オーウェン):医師、皮膚科。以下、Mdと略。
アンナ(ジュリア・ロバーツ):写真家。以下、Wpと略。
アリス(ナタリー・ポートマン):ストリッパー、ニューヨーク出身。以下、Wsと略。

舞台はロンドン。

1. MwとWsが付き合う。
2. MwとWpが浮気する。
3. MwはWsと付き合いながらも、Wpに付きまとう。
4. Mwの悪戯で、MdとWpが付き合い、結婚する。
5. MwとWpが浮気する。
6. WpはMdを振り、Mdと離婚未成立のまま、Mwと付き合う。
7. 6により、MwとWsは別れる。
8. Mdは半ばやけになり、Wsのストリップハウスに行き、性行為を要求するも断られる。
9. Mdは離婚の条件としてWpともう一度性行為をすることを要求し、Wpはそれを受諾する。
10. 9を知ったMwは、Wpと別れる。
11. MwはMdに文句を言いに行くが、そのときWsのストリップハウスの場所を教えてもらう。
12. 11のとき、Mdは、Mwに対して、Wsと性行為をしたと嘘をつく。
13. MwとWsはモトサヤになり、MdとWpもモトサヤになる。
14. Wsと付き合いながらも、Mdと性行為をしたことを疑うMwは、Wsを問いただす。
15. そんなMwが嫌になったWsは、Mwを振ってニューヨークに帰る。

とまあ、くっついたり、離れたりを繰り返す男女四人であり、まるで感情移入できないまま見ていたのだけど、よくよく考えてみると、ナタリー・ポートマン演じるストリッパーのWsだけが、Mw一人だけを愛していたことに気づく。

ジュード・ロウ演じるMwは、ジュリア・ロバーツ演じる写真家のWpに気持ちが移り、その時々で、Wsを愛しているとか、Wpを愛しているとか言っていたくせに、最後には、Wsの不貞を疑い、冷たくあたる。

ジュリア・ロバーツ演じるWpは、Mdと結婚していながらMwと浮気するし、Mwと付き合っていながら、Mdとの離婚のためにMdと寝る。それがもとでMwから振られると、Mdと再び付き合う。

クライブ・オーウェン演じるMdは、勤務時間中にアダルトサイトのネカマ(Mwがやっていた)と「サイバーセックス」するし、それがきっかけでWpと付き合い、結婚するのは良いが、Wpの浮気で別れると、こんどはWsにちょっかいを出す。医者であることを鼻にかけて、ストッパーを性的な道具としてしか見てない雰囲気も。

アリス=Ws以外は、どいつもこいつも、ろくでもない。

アリスは結局のところ、ダンに対して操を立てていたし、不貞もはたらいていない。それでいて、浮気をしたダンを二回も許している。

ストリップ小屋で、ラリーから「本名を教えろ」と言われるたびに、アリスは「センキュー、ジェーン」という。「ジェーン」はまるで「花子」みたいなもので、本名でないっぽいことになっていて、それでラリーは繰り返し、尋ねるのだけど、何度尋ねても、「センキュー、ジェーン」。傷ついたラリーに対して、ちょっと冷たい女のようなことになっている。

しかし、ラストのシーンて、アメリカの入国審査のときに出されたパスポートには、「ジェーン・・・・」の名前が。「ジェーン」は本名だったのだ。

つまり、考えすぎかもしれないが、この映画の主題は、嘘まみれの中にある「真実」の美しさ、なのではないだろうか。

くっついたり、離れたり、浮気したり、嘘ついたりの一連のことにばかり気が向いてしまい、なんとなくうんざりしながら見ていたのだけど。。。

例えば、ストリップ小屋は、どちらかというと不浄な世界。その中で、アリスはラリーからのアプローチにいして、貞操を守る。本名は?という問いかけに対して、真実を答えるのに、ラリーは信じない。真実なのに信じないのは、ラリー自身が嘘つきだからではないか。もし「ジェーン」が本名であることを信じれは、アリスの心は動いたかもしれないが、そうはならなかった。

最後のダンとアリスの場面は、ダンとアリスがニューヨークに出発する前夜という設定なのだけど、ニューヨークに行ったとき、アリスは自分の本名をダンに知らせるつもりだったのではないだろうか。

アリスとラリーの不貞を疑ったダンは、アリスを残して、出て行ってしまう。エレベーターのところで気が変わり、通りがけのパラの花を手にして、アリスのもとに戻るが、アリスは愛が消えたという。いつかという問いに、「今」と答える。「嘘はつけないし、真実も言えない」、だから、「別れる」と。

ラストのシーンは、ニューヨークの街を颯爽と歩くアリスことジェーンの姿。通り過ぎる男たちはつい目をやって振りむいてしまう。

ロンドンの公園で、アリスとのことを後悔するダンだが、壁に書かれた「他人を救って犠牲になった人の名前」のリストの中に、「アリス」という名前を発見する。


ところどころに現れるスローなシーンと、I can't take my eyes off you の歌。

鶏ガラみたいなジュリア・ロバーツは好きになれないが、それ以外は美しい映画でした。


Wikipedia



テーマ:恋愛映画・ロマンティックコメディ - ジャンル:映画

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