月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

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映画「ブルーサンダー」(1983)

原題:BLUE THUNDER


お気に入り度
☆++


ロサンゼルスを舞台にした、刑事警察ものに、ミリタリーアクションも付け加えて、最終的にはヘリコプターの空中戦で決着が付くという、男の子向けのアクション映画。

「フレンチ・コネクション」のロイ・シャイダー出演、「サタデーナイト・フィーバー」のジョン・バダム監督。


アメリカ映画でほとほと感心してしまうのは、こんなくだらないストーリーに、あんなに高い予算をふんだんにかけて、かなりの俳優たちが、きちんとした演出で、シリアスに大真面目に演技してしまうというところ。

ともかく、ストーリー以外はすごいのだけど、それにしても、あまりにもひどいストーリーなのに、関係者が何も異論を唱えなかったのか、ひとつの映画になってしまって、興行されてしまうというところ。そして、きっと赤字にはなってないのだろうから、いくらストーリーがくだらないといったところで、儲けた者勝ちってことか。

で、そのストーリーなのだけど、最初のあたりはまあまあ。まずは、ロサンゼルス市警の航空隊に焦点をあてて、ベテランの敏腕パイロットと、新しくパートナーを組んだ新人君で始まる。この時点でもうベタなのだけど、航空隊、ヘリを扱ったのは、そんなに多くないと思うから、しっかり掴んでる(キャッチィ)。で、ベタな展開からして、この新人君は、同情をたっぷり集めながら殉死するだろうと予想したら、映画の後半でやっぱりそうる。そして、ベテランパイロットのほうは、ベトナムの帰還兵でトラウマを負っているところなんかもベタ。そのトラウマのために、操縦中に気を失ったり、寝ているときにうなされたりと、もう笑っちゃうぐらい、ベタ。

つまり儲けられる映画はこれか。どんなにくだらないストーリーでも、ちょっとしたユニークでキャッチィなコアに、ともかくベタベタなベタな設定を肉付けして、それなりのいい感じのタイトルをつけることで、9割がた決まるんでないだろうか。

それから、ヘリでのパトロールの活躍場面。ありがちなコンビニ強盗の逮捕の大きく寄与。そして、お色気シーンも。ヘリでのパトロールの足をちょっと伸ばして、すっ裸で柔軟運動する若い美女の部屋を覗き見る。そして、覗き見の間に、政府の要人の女性が襲われて重体となってしまう失態。覗き見してた部屋の近所からの苦情でもって上司から大目玉を食って二週間の地上勤務に。ベテラン刑事が家に帰ると、別居中の妻からの留守電が入ってる。

なんとも、映画作りとはかくあるべしという王道を行くベタさ。

とまあ、ここまでは、よくある娯楽映画であり、肩のこらない映画と思うのだけど、ここから先が、この映画の常軌を逸してしまうところ。ロサンゼルス市警の新兵器、これがまさしく「攻撃ヘリ」の登場。どう考えても、ロサンゼルス市警に20mmバルカン機関砲の付いた攻撃ヘリは必要ないだろうと思うのだけど、「用心に越したことはない。」と、導入してしまう。そのヘリの愛称が映画のタイトル「ブルーサンダー」。

ブルーサンダーの要人向けのデモで、市街戦でもって悪党を模した標的を撃っていくのだけど、その中で市民の標的も撃ってしまう。それを指摘する主人公に、10人に1人の犠牲はやむをえないという、ロサンゼルス市警のお偉いさん。そりゃないだろうと思い、主人公に一票というわけだけど、そんなことは映画の後半でふっとんでしまう。

導入されたブルーサンダーを駆ってパトロールにでる主人公と新人君だが、そのとき、政府の要人たちと主人公のライバルの操縦士たちの悪巧みを傍受してしまう。先の政府の要人の女性が重体になった事件の黒幕は彼らであり、その事件を調べていた主人公の暗殺まで企んでいるのだ。盗聴したテープをもって署に戻る主人公らだが、そこには悪役たちが待ち構えていた。テープをもって逃げる新人君は、やはりここで犠牲者となり殺されてしまう。その罪をかぶされた主人公はブルーサンダーに乗って逃亡しつつ、別居中の妻に電話してテープを取り戻させ、それをマスコミに持っていかせる。

妻の活躍でもって身の潔白は晴れるし、悪役たちの悪巧みも明らかになるが、ライバルのパイロットとの空中戦になる。

この一連の部分で、ともかくロサンゼルス都市部の空中でバンバン撃ち合いをするし、F-16まで出てきてミサイルも撃たれ、それが「リトル東京」の食べ物のお店に命中したり、ビルに命中したり、ともかく犠牲者が何人出るんだろうという、大立ち回りが演じられる。この空中戦こそが「テロ」ではないだろうか。しかし、もちろん、勝利をおさめるのは主人公。

最後の最後は、「最後はお前だ」とつぶやき、ブルーサンダーを貨物列車の来る線路に着陸させ、衝突し爆発する場面を背に、主人公がニヒルに歩いていく場面でエンディング。貨物列車の運転手が映る場面もあるのだけど、あの衝突で死ななかったのだろうかと心配になるが、映画的には製作者も登場人物たちも全く心配してる様子はない。


Wikipedia




テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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2012-11-21 Wed 06:13 まっとめBLOG速報
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