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月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

映画「アジャストメント」(2011)

原題: THE ADJUSTMENT BUREAU


お気に入り度
☆☆☆++


ものすごくではないけど、わりかし楽しめた。

マット・デイモン、エミリー・ブラント主演の、ニューヨーク舞台神様系ファンタジー系愛こそ最強的恋愛映画。あんまりコメディチックではない。


どっかで見たことあるなー、またこのパターンか的な神様系ファンタジー。

ベタなのは、やっぱりニューヨークが舞台。アメリカ人て、これ好きなんだなーと。

で、神様系ファンタジーと書いたけど、映画の中では、神とか天使とか言わずに、「議長」とか、「運命調整局員」とか言われてるのが、異色といえば異色。

調整局員は、帽子を被っていて、その帽子があると、ドアのノブを左に回すと、離れた別の世界のドアにつながっているということで、CGもなかなかよくできている。

調整局員の持ってる、人々の運命が書かれている「ブック」がまたなかなか面白い。近未来のノートパソコンかと思われるような紙がディスプレイになってるようなもので、いろいろな赤い印が点滅してたり、青い色で複雑な迷路みたいな線が描かれていたり、このあたりのデザインがよくできている。こういう細かいところの技が利いているのが、大事なんだろうなーと思う。

エミリー・ブラントが演じるエリースの台詞が、また知的で魅力的で、なるほど、ヒロインとして惚れられちゃう役だから、よくできてると思った。

マット・デイモンは、堂々たる演技で、こりゃやっぱり一流の俳優だと思った。そつなくこなしてるかんじ。


ストーリーはこんなかんじ。上院議員候補の若者デヴィッド・ノリスが、偶然、美女エリースにあい一目ぼれする。会ったのは「調整局員」の仕組んだ、運命の導きだが、一目ぼれすることは計算外。それから二回目に偶然会うが、これはある「調整局員」のミスによるもので計算外。「調整局」の局員たちは、「本来の運命」に戻すよう、二人の仲を邪魔するが、三年後に二人は出会ってしまう。で、なんとか、「本来の運命」を覆して、一生一緒にいる仲になろうとする両思いの二人だが、「調整局」はこれを妨害しようとする。彼らの目的はデヴィッドを大統領か何かにして、世界の運命を良い具合にもっていこうというストーリー。しまいには、一緒にいると、本来なら世界的なバレリーナになれるはずのエリースが、町の幼児向けのダンス教室の教師で終わってしまうのだとデヴィッドに嘘を吹き込んで、別れさせる。しかし、良心がとがめたある「調整局員」(やっぱりこの映画でも黒人がこの役)が、本当はそんなことはないと真実をデヴィッドに告げ、二人がくっつく手助けをする。他の男との愛のない結婚をすんでのところで阻止したデヴィッドは、エリースをつれて、魔法のドアトゥードアをくぐって逃げ、運命の「ブック」を書いたという「議長」に会いに行く。結局、「議長」には会えなかったのだけど、二人の熱心さに心打たれた「議長」は、「ブック」を書き換えて、二人が一緒にいられるようにする。というわけで、めでたしめでたしのエンディング。



allcinema



テーマ:恋愛映画・ロマンティックコメディ - ジャンル:映画

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