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月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

映画「旅路」(1958)

原題:SEPARATE TABLES


お気に入り度
☆☆☆☆+


なんとはないストーリーなのだけど、なかなかの名画。
白黒。





バート・ランカスター、デボラ・カー、リタ・ヘイワース出演。
デルバート・マン監督。

デヴィッド・ニーヴンがアカデミー主演男優賞受賞、ウェンディ・ヒラーが助演女優賞受賞。

イングランドはボーンマスの片田舎の小さいホテルに滞在する人々の人間模様。

ストーリーは次のとおり。

シビル(デボラ・カー)は、年老いた母親とホテルに滞在するおとなしい女性。精神が不安定で仕事も長続きしないが、内心は自立したいと思っている。この女性が、ホテルの前で、帰ってきた退役軍人のポラック大佐(デヴィッド・ニーヴン)と出くわすところから映画は始まる。ポラック大佐は2日ぶりに戻ってきたのだ。昔の武勇伝を話すが、なんとなく怪しげ。シビルは否定はしているが内心はポラック大佐に多少なりとも心をひかれている。

ホテルの経営者の中年女性、パット・クーパー(ウェンディ・ヒラー)は、滞在者のジョン・マルコム(バート・ランカスター)と、こっそり婚約している。しかし、ジョンの気持ちに確信がもてず、結婚には至っていない。そこに、ジョンの昔の妻、元モデルでセレブのアン・シャンクランド(リタ・ヘイワース)がニューヨークからやってくる。ジョンは、アンに暴力をふるい、刑務所に入って出所したのだ。ジョンとアンは実は互いに愛し合っていながらも、一緒にいると傷つけあってしまうという、ありがちなカップル。アンは、ジョンが婚約したことを知って、なんとか、ジョンの気持ちを取り戻そうとやってきた。外見では強がっているアンだが、都会の孤独に耐えられなくなっていたのだ。

そんなとき、ポラック大佐が映画館での痴漢で逮捕され、裁判で執行猶予12ヶ月の判決を受けていたことが新聞記事により発覚してしまう。しかも、大佐ではなく、補給部隊の中尉、武勇伝の数々も作り話だった。シビルの母親は、厳しく糾弾し、ホテルの滞在者の意見を取りまとめてポラック大佐をホテルから追い出そうとする。バート・ランカスター演じるジョン以外は、どちらかといえば、ポラックをホテルから追い出すことに賛成してしまう。

ポラック大佐、実は大佐ではないので、ポラックが外泊からホテルに戻ってくると、自分の素性や痴漢で有罪判決を受けたことを皆に知られていることを知る。ホテルのオーナー、パットからは続けて滞在しても良いと言われるが、いたたまれなくなっていたポラックは、ホテルから逃げるようにして出て行こうとする。ポラックが、ホテルを去る前に、朝食をとるために、ホテルの食堂に行き、テーブルに座ると、皆の雰囲気はやはり、微妙になっている。

ジョンは、アンのテーブルに座り、アンの内心を知り、また自分の気持ちも言い、よりを戻しそうになっている。そして、近くのテーブルに座っていて、皆の視線を意識していたたまれない様子のポラックに、グッド・モーニングと声をかける。それをきっかけに、ホテルの住人が一人一人、ポラックに、挨拶をしたり、話しかけたりする。シビルの母親は皆の様子が不満で、食堂を去ろうとするが、母親に支配されていたシビルも、母親に逆らって残る。ポラックにつんけんしているのは、その時点で、シビルの母親だけになり、母親は一人その場を去っていく。シビルはポラックに話しかけなにげない雑談をする。

そこに、ホテルのオーナーのパットが、駅へのタクシーが来たことをポラックに告げる。皆の温かい態度に感激したポラックは、ホテルを去ることを止めて、滞在を続けることにする。そこでエンディング。


昔の映画は長々としたエンドロールなどなく、THE END の大きな字幕で終わる。


allcinema



テーマ:ヒューマン・人間ドラマ - ジャンル:映画

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