FC2ブログ

月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

映画「インセプション」(2010)

原題:INCEPTION


お気に入り度
☆☆☆☆+


けっこう面白かった。


レオナルド・ディカプリオ主演、渡辺謙出演の近未来SF。


「メメント」、「インソムニア」のクリストファー・ノーラン監督。

夢から覚めたらまた夢、の映画。

近未来、夢を共有し、デザインすることが可能になった世界。夢に忍び込み、企業秘密を奪うスパイが出現。

あるスパイ(ディカプリオ)が、ある大企業の所有者(渡辺)から、別の企業のエネルギー産業独占を阻止するため、企業秘密を奪うのではなく、その逆に、その次期社長に、自分の会社を分割するアイディアを植え付ける(インセプション)ことを依頼される。

夢の中の夢、の階層が一つ下がるたびに、時間の経過が20分の一になるというのがおもしろい。

企業の重役が、企業秘密を奪われないように訓練し、夢の中に自分を守る部隊を作ることができるという設定があるのだけど、なんで、スパイの側は、それに対抗する部隊を作らないのかが、疑問。

夢から覚めたらまた夢とか、自分が見ているのが夢なんだか現実なんだかわからなくなるとかいうサスペンスは面白いが、似たような映画は昔から沢山ある。近未来的には「トータル・リコール」を思い出した。

画像的に、また画像の中に構築した世界の構造が面白い。エレベーター最上階がビーチとか、途中に列車の走る階があったり、一番下にホテルの部屋があったり、街中を列車が走ったり、町全体が半分に折れて建物の屋根が重なったり。海岸で廃墟になったビル群が崩れていったり。不可思議な映像世界が、独特の雰囲気で良い感じ。

ディカプリオも、渡辺謙も、優れた演技をしていると思った。渡辺謙はハリウッド俳優と混ざって演技していても、見劣りしない。

主役の妻が現実と夢の区別ができなくなり、現実の世界にいるのに、夢の世界と思い込んでしまい、本当の現実の世界に戻ろうとして、自殺してしまう。で、その観念を植え込んだ罪悪感に主役は苛まれる。

妻は自殺のときに、主役に命を狙われていると遺書を残していたために、主役はアメリカから逃亡する身になってしまっている。それを帳消しにすることを交換条件として、「インセプション」を引き受ける。

エンディングは、インセプションの作戦に成功し、主役はアメリカに入国しても逮捕されないようになり、二人の子供に会うことができたというエンディング。

それも夢なのか現実なのかよくわからないようなのが、ノーラン監督の面白いところ。夢かどうか判別するのに、主役は「トーテム」として小さい鉄の駒を持っている。その回転がいつまでも続くようなら夢ということになるという設定。この設定もよくわからないが、これが最後の場面で重要な役割を演じる。エンディングの最後の最後の場面で、回転する駒が揺らぎだし、「止まりそうになるのか?」というところで場面が途切れて、エンディングロールになる。キレが良いというか、小気味良いというか、そんなエンディング。

似たような小気味良いエンディングは、「トータルリコール」なんかでもあったかも。

途中で私の予想したエンディングは、主役が現実だと思っていた世界こそ実は夢で、主役がその世界で殺されると同時に、本当の現実の世界で目覚め、自殺したと思っていた妻が生きていて、ハービーエンド、ということになるかと思った。


ストーリー上、いろいろ疑問も生じるが、ノーラン監督の作り上げた不思議な雰囲気の世界が、とてもよくて、気に入った。最後もハッピーエンドっぽいのがよかった。



Yahoo映画



テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

☆☆☆☆+ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<映画「カリブの熱い夜」(1984) | HOME | 映画「パーフェクト ワールド」(1993)>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |