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月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

映画「グリーン・ゾーン」(2010)

原題: GREEN ZONE


お気に入り度
☆☆


なんだか気の抜けたサイダーに、イラク戦争のステレオタイプな視点を溶かしたよう味。
なんでこんなつまらない映画作るかなといったかんじ。



マットデイモンのアメリカ兵が、上官の存在も、命令もなにもかもなかったかのように、勝手に行動して、手に入れた貴重な情報の書かれた手帳も、組織も上官も関係のない、たまたま声をかけられただけなCIAのおじさんを、無批判に信じこんで、勝手に渡しちゃうし、なのに、罰せられないし、リアリティの欠片もないストーリー。

で、言いたい事はといえば、誰でも思うような、イラク戦争に対する観点。すなわち、大量破壊兵器はなかったということに対する批判。それが、アメリカの高官の陰謀であるというストーリーなのだけど、その高官も大して大物というわけでもなく、つまらない。

で、さらに、マットデイモンの正義の味方の設定は、最終的にはマスコミに、そのアメリカの高官のでっち上げを、流すというところがオチなのだけど、どんでん返しも何もなくて、全然つまらない。

マットデイモンの部隊は、大量破壊兵器を探す部隊なのだけど、何度出撃しても、空振り、で、マットデイモンが情報の出所に疑問を持ち始めるというところから始まる。

ある出撃のときに、イラク人の男性から、フセインの一派の秘密の会合があるとの情報を得て、最初の命令は無視して、そちらにいく。この時点で、リアリティに???がつく。で、そこに、イラク軍の将軍がいて、逃げられるのだけど、手帳が手に入る。

その手帳を、上官にでなく、なぜか、CIAに渡す。

CIAは一応、いい役という設定で、これにはどんでん返しはない。

実は、そのイラク軍の将軍が、大量破壊兵器がイラクにあるという情報の出所なのだけど、その将軍はそんなこと言った覚えがなくて、全て、アメリカ政府の高官の作り話だったということに。

しかし、では、その将軍のストーリー上の意味は?

どうせ作り話なら、情報源も大して必要ではない。

で、その高官は、その将軍を殺そうとして、追い詰める。マットデイモンがその将軍を確保しようとしていたときに、上述のイラク人の男性が、その将軍を撃ち殺してしまう。しかし、そのイラク軍の男性が黒幕だったとかなんとかいう、くたびれそうなどんでん返しはなくてほっとした。

ありきたりなストーリーが、そのまんまどんでん返しもなし。
どんでん返しがないところだけが、ありきたりでないけど。

リアリティもなさすぎる。


なんで、こんなつまらない映画作るかな。



わかった。先のブライアンデパルマ監督のつまらない映画もそうだけど、ともかく、イラク戦争に関して、ブッシュやアメリカ政府を批判するのが、ハリウッドの流行なんだ。時流に乗り遅れまいとして、拙速で、つまらない映画を作ってしまったんだな、きっと。



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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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