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月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

映画「白い刻印」(1998)

原題:AFFLICTION


お気に入り度
☆☆



ニック・ノルティの好演がひかる、ポール・シュレーダー監督作品。

しかし、あまり面白くはなかった。



以下ネタばれ…

サスペンス風の仕立て方だけど、最後には、暴力夫父のために?人生がおかしくなった中年男性の悲劇の話だったというオチ。サスペンスを期待してずっと見ていると、がっかりする。

ニューハンプシャー州の雪深い片田舎に住む主人公の男性ウェイド(ニック・ノルティ)は、暴力的というわけではないが、酒びたり寸前の状態の警官で、離婚した妻と娘の親権をめぐって争っている。友人のジャックが町の有力者の知人の男と狩にでたとき、男が銃の事故で死んでしまう。友人がその男を殺害した疑いをもち、町の有力者と知人の男の娘婿の村の地上げに関する不正を疑い始める。自己を抑制することができず暴れ、警察官を首になってしまい、婚約者にも逃げられ、ウェイドは人生の袋小路に。最後は父を死なせてしまい、納屋に火をつけ、無実の友人ジャックも殺害し…、というエンディング。

この話の途中、いかにも疑惑をかきたてるようなエピソードを織り交ぜ、サスペンス仕立てにするところが、ちょっと面白い作り方。主人公のウェイドの悲劇は、ウェイドの立場ならどうしたら防げるかと考えると、避けようがない部分もあり、やるせない気持ちになる。婚約者に逃げられた原因の一つは、母親の死とともに同居するようになった暴力的で下品な父親だし、娘には暴力を振るってはいないものの、出て行こうとする婚約者を制止しようとしたところ、娘のほうから父親に飛びついてきてそれを振り払ったところで、娘が鼻血を出してしまう。ウェイドの悪いところといえば、粗暴で自己を抑制できないところや、酒びたりなところぐらいなのに、最後にはとんでもない悲劇に自分を導いてしまう。

映画の大部分が、サスペンス仕立てのところで、最後のあたりで、やっと「サスペンス」は、ウェイドの空想の産物で、本丸は暴力父と息子の物語であることに気がつくという構成。


allcinema



テーマ:ヒューマン・人間ドラマ - ジャンル:映画

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