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月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

映画「薔薇の素顔 ディレクターズ・カット版」(1994)

原題:COLOR OF NIGHT


お気に入り度
☆☆☆☆++


ブルース・ウィリス主演のサスペンス。全体の雰囲気もよくて面白かった。俳優陣の演技力も申し分ないと思った。役のほとんどが、精神的に危ないかんじ人ばかりという、ちょっとかわった話なのだけど、それぞれその危うさをうまく演じている。

ヒロインのローズ役のジェーン・マーチが、すんごい可愛くてきれいで、すばらしく魅力的だった。セックスシーンもすごくエロティックだった。なぞの女を、すばらしい雰囲気で演じている。お気に入り度の☆1個分以上は、ジェーン・マーチのおかげだと思う。

リチャード・ラッシュ監督は、この作品で、ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)を受賞している。「スタントマン」では、アカデミー監督賞にノミネートされたが、あまり有名な監督ではない。

そのリチャード・ラッシュ監督の趣味か、そこかしこに、ヒチコックの「めまい」へのオマージュが感じられる。

「めまい」では、元刑事が犯人が高いところから落ちるのを見て高所恐怖症になるが、この映画では精神科医のキャパ(ブルース・ウィリス)が、患者が高いところにある診察室から、診察中に身投げして、地面で血が流れるのを見て、赤い色がわからない色覚異常になる。

なぞの女が登場するところも似ているが、最後には高い塔の上に登るところ、高所恐怖症もしくは色覚異常が治るところも似ている。

「めまい」では、犯人の女性は塔から落ちて死んでしまうが、この映画では助かる。助かるときに、引き上げる場面は、ヒチコックの「北北西に進路を取れ」に似ている。

音楽の使い方も効果的で、そこも「めまい」に似ている。


少しどうかなと思うのは、最後に塔の上から落ちるとき、ヒロインはバクテンし、ヒーローも落ち、腕をつかんでギリギリ助かる場面があるのだけど、そこまで「ギリギリ」にするのは必要かなと思う。まるで、サーカスみたいだし、やりすぎでは。その場面のせいで、全体の雰囲気が、チープになってしまう。

リッチーが、ローズというのは、大体読めたのだけど、いかにメイクしても、現実には難しいのではないかと思う。スクリーンでは、たしかによく特殊メイクし、違う人物のように見せることに成功していたが、スクリーンに映されたものを見るのとリアルで目撃するのでは違う。あまりリアリティがないし、そこまで許容してしまうと、サスペンスは何でもありになってしまって、謎解きの楽しみは逆にそがれてしまう。金田一少年とかコナン君の世界ならいいけど、大人向けの映画では、何でもありはだめだと思う。


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テーマ:サスペンス・ミステリー - ジャンル:映画

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