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月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

映画「ウォー・ゲーム ザ・デッド・コード」

原題:WARGAMES: THE DEAD CODE


お気に入り度


ちょっと腹立たしくなるような、極めて支離滅裂なストーリー、というか、ストーリーになってないんではないかという映画。

前作のウォー・ゲームのときには、冷戦、核戦争、ネットワークという、ストーリーを作りやすい状況があり、製作者の主張したいメッセージがはっきりしていた。

その第二弾というべき、この映画はなんなんだろうか?

まず、リプリーというコンピューターが、オンラインゲームを利用して、テロリストを割り出し、無人攻撃機を使ったアメリカ的隠密攻撃により抹殺する。そして、普通の高校生がオンラインゲームで高得点を出したために、テロリストと間違われてしまう。そこまでは、それなりに筋が通っている。そういう話がそのまま進むのなら、まあこの映画は、お気に入り度☆3ぐらいだったと思う。

ところが、だんだん話がおかしくなってくる。高校生が追われるのは良いのだが、周りの人たちがどんどん逮捕されるのに、高校生は逮捕されない。いわゆる泳がされている状況になっている。それはアジトを突き止めるためだというのだが、周りの人間が逮捕されたら、テロリストはアジトには行かないだろう。ここで、まず意味が不明な映画になる。

さらに、政府関係者は高校生の周りの人間たちが無実だと気が付き始める。で、高校生の親友も、釈放もされたようだ。しかし、病気になったという母親はどうなのか?ただ入院しているだけなのか?最初は心配していた高校生も、すぐに母親のことは忘れてしまったようだ。

で、いつのまにか、高校生とガールフレンドは、化学兵器テロリストとして指名手配される。

しかし、母親がテロリストだなんてばかげているという政府関係者の発言があるが、リプリーはいったいどういう権威に基づいて、高校生とガールフレンドを化学兵器テロリストとして指名手配されるようにしたのか?

前作のジョシュアの場合には、冷戦下の米軍の戦略から、できるだけ人間の介入を減らし、コンピューターによる自動的な対応にしたというフィクションがあったから、それなりに筋が通っていた。

しかし、この作品ではそういうことはない。だから、いつでもリプリーのプラグを引っこ抜くことは出来たはずだ。作品の中ではそうすると、リプリーは自分への攻撃とみなし、核攻撃を始めるという、かなり苦しい設定にしているのだけど、冷戦+核戦略、という背景がないところで、そこまでコンピューターに核兵器の支配を任せるなんてことは、必然性がなく、筋が通らない。

そもそも、リプリーが、無人攻撃機しかも核装備をしているものを発進させたというのだが、それは有り得ない。無人攻撃機でも、人間による整備は必要だし、燃料を入れる必要もある。前作では、冷戦下で旧ソ連に対する疑心暗鬼があるために、コンピューターによるでっち上げだと気が付かず、核弾頭を取り外すことができなかったのとは話が違う。

で、高校生がテロリストだというでっちあげをわざわざする理由があまりにないので、映画の中では、とってつけたように、高校生の父親が、元々政府の秘密工作員か何かで、どうのこうのと言っているのだが、偶然にもほどがある。しかも、ジョシュアの設計者ファルケン博士の知り合いだとか、わらかせるとしかいえない。

最後のあたりで、危機が回避されたところで、映像がスローになり、一生懸命に盛り上げようとしているのだけど、笑わせる稚拙な演出だった。

フィラデルフィアが停電になって、それを一生懸命に回復させようとするのだけど、いったいそのことにこめられたメッセージはなんなのか、まるで意味が不明。無理やりとってつけたような危機を考案して、なんとか映画にしようと頑張ってるとしか思われなかった。

最初は、高校生がテロリストとみなされて、それでハラハラさせる意図なのかと思ったのだけど、最後のほうでは、話がまるで変わってしまい、なんだか停電がどうのの話になっていた。それでは飽き足らず、有り得ないような核攻撃を持ち出して、さらに、ジョシュアと対決みたいにさせるのだけど、何がどう対決になってるのかも不明。

核攻撃をシミュレーションして、どんなシナリオでも、最後には人類が絶滅することになるとリプリーが見つける場面があるのだが、これもストーリー上、まるで脈絡がない。「リプリーの敵」はただの高校生だったはずが、なんで、「核攻撃に勝者はない」というメッセージを主張しだすのか。で、その場面の映像も、前作に似てはいるが、前作のほうが、時代は古いのに、はるかに効果的な映像だった。


というわけで、ばっかみたいな映画だった。


allcinema


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映画「ウォーゲーム」(1983)

原題:WARGAMES


お気に入り度
☆☆☆☆☆


やはり古典は良いなと思わせる名作と思った。

この映画は有名で、テレビでも何度も放映していると思う。私も何度か見たことがある。
すごい古い映画のような気がしていたけど、レーガン大統領の写真の場面があって、意外に最近なんだと気が付きました。といっても、1983年公開。

有名な作品でそれなりに評価はされているが、個人的にはもっと高く評価されても良い作品だと思う。

ストーリーは、ある少年が、ゲームを手に入れようとゲームソフト会社のコンピューターに電話回線で侵入しようとしたところ、それが国防総省の自己学習能力のある高度なコンピューターで、あわや対ソ連の熱核戦争を引き起こしそうなるという、現代でもありそうな話。

インターネットが無かった時代なので、電話回線でモデムでアクセスしているところが懐かしい。コンピューターの画面も、あー懐かしい。ウィンドウズとかマックみたいなGUIでなくて、黒い画面に文字のみだし。

アイテムは古くなっているけど、ストーリーや演出の骨子の部分が古くさくないのは、名作の証だと思う。

この作品は、ネットワーク社会やクラッカーの危険性や、コンピューターなどの機械に頼りすぎる危険性を描いている部分もあり、それがメインとして語られることもあると思うのだけど、一番作者が力を入れているメッセージは、「核戦争には勝者はない」というシンプルなこと。誰もが知っていながら、世界の国々の指導者たちは、本当にはよくわかってないんではないかと思われるその事実を、非常に説得力のある演出で描いている。

最後には、○×ゲームをコンピューターにやらせることで、「勝者はいない」ということを、コンピューター自身に悟らせ、すんでのところで核ミサイルの発射を思いとどまらせて、ハッピーエンドになるのだが、個人的には感動的な場面だと思った。本当に大事なことは、シンプルなこと。機械であるコンピューターですら気付くことができるようなシンプルなことなのに、人間(核保有国の指導者層)はそのことに気が付いていないのではないか。

まあ、つまらない突っ込みとしては、○×ゲームは引き分けに終わるから勝者がいないのだけど、熱核戦争は双方が敗者になるから勝者がいないという違いはある。映画を「減点法」で見る人には、他にも、いろいろと突っ込みどころを与えてはいるが、全体的にはしっかりと出来ている。

クライマックスへの盛り上げ方も、いったんほっとさせておいてから、再び山場といった、演出の手法で、ベタだけど、内容が良いので、「王道を押さえている」と見えてしまう。

クライマックスで、コンピューターが全面核戦争のシミュレーションを繰返し、それが司令室の全面のディスプレイに映し出される場面は、映像手法として実に美しく良く出来ていて、クライマックスに相応しい感動的な場面の重要な構成要素となっている。

最後のコンピューター「ジョシュア」の、自身の作成者ファルケン教授への言葉、

A STRANGE GAME.
THE ONLY WINNING MOVE IS NOT TO PLAY.
HOW ABOUT A NICE GAME OF CHESS?

も、素晴らしいスクリプトで、この映画が名作として人類の記憶に残ることを決定付けているように思われる。日本語では十分にニュアンスが訳せないが、あえて書くと、

奇妙なゲームですね。
勝つための唯一の「手」が、プレイしないことだなんて。
チェスでもしませんか?

というかんじになる。

最後の、"How about a nice game of chess?"(「チェスでもしませんか?」)は、"a"や"of"まで、細かく直訳すると、「チェスという良く出来た面白いゲームがあるのだけど、やりませんか?」ということになる。つまり、「熱核戦争なんていうつまらないゲームをするなんて、もしかしたら、チェスのことを知らないのではないか?」といったようなニュアンスまで込められているように思われる。それほど、熱核戦争という「ゲーム」は、愚かなものだということが、コンピューター「ジョシュア」の結論なのである。


「戦争」に関係した題材を扱ってはいるが、プラトーン方向の血みどろぐちゃぐちゃではないし、パトリオットゲーム方向の極シリアス作品でもない、どちらかというと、少年が主役のさわやかな作品。それだけに、見終わったときの重苦しさがないのもメリットのひとつ。


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映画「ハッピーフライト」(2008)

邦画


お気に入り度
☆☆


この映画のお気に入り度は、参考データ。
というのも、見はじめて10分ぐらいで、さよなら、してしまったから。

どうして邦画ってつまらないんだろう。。

役者の演技力によるところが大きい。
リアリティがなかったり、魅力的でなかったり。
単純なことでは、「かつぜつ」がわるくて、よく聞き取れないことが多い。
いかにも「演劇っぽい」不自然な喋り方ということもある。
100ペンぐらい練習したろうみたいな、流れるような、というか、流れすぎるような台詞回しも多い。

さらに、スクリプトのつまらなさ。
なんで、つまらないんだろう。
脚本家がだめなんだろう。

そして、ストーリー。
あーつまらない。あまりにもつまらなすぎる。
10分間もよく耐えて見たと思う。
最初の1分ぐらいで、つまらないと思ったけど。

演出も、ストーリー展開のテンポも、よくない。

冒頭の、飛行機事故が実はシミュレーターの中だったというのは、あまりにもありがちで、最初からすぐに予想ついた。

あー、それから、新米のドジなスチュワーデスが、出てくるのって、前にテレビドラマでありませんでしたっけね。。何番煎じになるんだろう。

ついでに、あやせはるかって、好みでないし。。。


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