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月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ (ネタばれあり)

個人的お気に入り度を☆で表しています。記録の都合上ネタバレのことが多いので、ご注意ください。

映画「300<スリーハンドレッド>」(2007)

原題:300


allcinema


ジェラルド・バトラー主演、ザック・バトラー監督


ペルシアの大軍を相手にたった300人で戦ったスパルタの戦士たちの物語。
というよりは、それにインスパイアされた創作といったほうがふさわしいかも。
そして荒唐無稽な怪物たちも沢山出てくるファンタジー。

しかし、戦闘シーンに迫力があり、なかなか見ていて痛快ではあります。


お気に入り度
☆☆☆


いまひとつ伸び悩みなのは、歴史ものなのに、あまりにも創作が入りすぎなところ。。
はっきりいうと、ちょっと茶番。。。

それと、物語として、登場人物の「人間」の描き方が浅いし、周りの人々の人間もあまり描かれていないこと。


この映画に頻繁に出てくる「フリーダム」(自由)って言葉、アメリカ人はほんと大好きなんだなと思うのだけど、その好きな言葉を繰り返し使って、無理やり感動させようってのは、日本人にはあざとくにしかうつらないかもしれない。アメリカ人は喜ぶのかもしれないけど。

そもそも。。。スパルタという国家は、人口の何倍かの被征服民族を奴隷としていたわけで、彼らに「フリーダム」を叫ばせるのは、違和感ありすぎる。

古代ギリシャの土地が自由の国で、それに攻め込む独裁国家ペルシャという設定なのだけど、彼らの自由は自分たちの中の自由で、スパルタなんて子供の戦闘教育のために奴隷たちに対するテロを奨励してたとかいう話もあるし、製作者はそういうの調べないでこの作品作ったのだろうか。

このあたり、「自由の国」アメリカがイギリスから独立したけど、その後もアフリカから人身売買で何万人もの黒人を連れてきて、奴隷にし、奴隷解放の後も人種差別が根強く残っているアメリカという国の状況とよく似ている。

それと、頻繁に「フリーダム」を叫ばせるのは、メル・ギブソン監督製作主演の「ブレイブハート」に二番煎じに見える。「ブレイブハート」では、「フリーダムー!」という叫びがとても効果的に使われていたので、それを真似たのか。

二番煎じといえば、戦闘シーンなど、名作「グラディエーター」を意識しているようにも見えるが、不思議なぐらいに、作品の質にレベルの違いを感じる。


全体に、白人を優等民族として描き、それ以外の中近東系、アフリカ系、アジア系を外面的にも内面的にも非常に醜く描いているのがとても気になる。その思想は、皮膚病患者や奇形、そして老人にまでも及んでいるように見える。ペルシャの王や使いのものたちも、装飾品ジャラジャラさせてて、質実剛健なスパルタの戦士たちとコントラストをつけているという意図もあるのだろうけど、ステレオタイプ的な描き方で気にはなる。

ペルシャの被支配下の国の兵士として、日本の忍者みたいなのも出てくる。背が低くてずんぐりしていて猿のよう。昔の甲冑の面みたいなのを外して出てくるのは、怪物のような顔。忍者は大名や将軍の直轄で親衛隊みたいな役割もあるわけですが、この映画の中でもまさしくそういう位置づけ。

最後のほうに十字架に張り付けられたキリストのように主要人物の死に姿が描かれるところを見るとやはり、スパルタ=善=キリスト教、ペルシャ=非白人=悪=非キリスト教、という意識が見られる。ペルシャのほうは非キリスト教の象徴ともいえる妖術使いも出てくる。

これらのことについては、製作者はその意図はないと言うだろうけど、普段からそういうことを思っているのが、無意識に表れているようにも見える。

とりあえず、この描き方は、最低限、イラン(ペルシャの末裔なので)は、怒るだろうと思う。日本人は人がいいから、自分たちがどう描かれているなんて気にせず、楽しむ人も少なくないでしょうね。


技術的にはCG多用で、歴史ものには珍しくロックンロールな乗りの部分もあり、若者にうけることを狙っているようで、アメリカンコミックスのようなテイストも多くみられる。

しかし、スパルタの戦士たちが崖の上に立ち、ペルシャの船が嵐で沈むのを見ながら雄たけびをあげる場面などは、あまりに劇画チックだし、そんな場面が現実にあったわけはないので(距離感やスケール感がめちゃめちゃだしそんなところに居合わせる確率は極めて低いはず)、リアリティが欠けすぎていて、製作者は精神年齢低いんではないかと感じてしまう。

他にも、たった一人の指揮官の演説が、マイクもないのに、1万人もの兵士に同時に伝わって雄たけびをあげる最後のあたりの場面など、ありえるわけなさすぎで、リアリティに欠けている。

怪物とか沢山出てくるところみると、歴史ものというより、ファンタジー系の映画という位置づけのほうがふさわしそう。

全米興行収入一位になっていたというのをきいてちょっとびっくり。でも「フリーダム!」と叫ぶし、悪いやつはあくまでも醜く、良いやつはあくまでも美しく、ばっさばっさと怪物たちを切り倒していく戦闘シーンは痛快なので、良くも悪くも善人悪人をいつも明確にしたがるアメリカ人好みだろうとは思った。しかし、アカデミー賞にはかすりもしなかったのは納得。


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映画「マッド・ファット・ワイフ」(2007)

原題:NORBIT


劇場未公開のコメディー映画。

エディ・マーフィ主演。
ERでカーターの結婚相手の役だったタンディー・ニュートンがヒロイン。
恋敵にはキューバ・グッディング・Jr。


ノービットは主役の名前。人の良いノービットは、邦題どおりものすごく太った女性と結婚し、ひどい目にあうが、最後はもちろんハッピーエンド。


エディ・マーフィが一人三役で演じる太った奥さんが、かなり強力で、なかなか面白かった。
もう一役は怪しい中国人だが、これも面白い。


お気に入り度
☆☆☆++


主要な役どころが全て黒人。

allcinema




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映画「クィーン」(2006)

原題:THE QUEEN


ダイアナ元妃が、事故でなくなったときの話を、エリザベス女王の立場を中心に描いた一種の歴史映画。

そっくりさんが沢山出てくるがシリアスな映画。


ダイアナ元妃って、御金持ちが慈善活動を一生懸命して、結婚生活が不幸だったかもしれないけど、本人も不倫したりしてってことで、生活ぶりは、別段庶民的でもなく、結構贅沢だったようだけど、英国民の支持はあるんでしょうね。


私は興味はありませんが。。。


お気に入り度
☆☆☆+


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映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」(2006)

原題:PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST


おなじみの、ジョニー・デップ、キーラ・ナイトレー、オーランド・ブルームの海賊冒険映画の続編。


海の生物の化け物がやたら気持ち悪いのがマイナス。

アクション系のいろんな仕掛けは、前作よりさらにグレードアップで、それはプラス。

結構たのしめた。

お気に入り度
☆☆☆++


話のすじはまあ、論評するようなものではないな。





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