月水金別館 映画れびゅー お気に入り度メモ

個人的お気に入り度を☆で表しています。

映画「007/消されたライセンス」(1989)

原題:LICENCE TO KILL


お気に入り度
☆☆☆++


4代目ジェームズ・ボンドのティモシー・ダルトンの2作目、シリーズ16作目。


今度の敵は、麻薬王、そしてその部下に新興宗教の教祖と、冷戦終結時期にあわせた設定となっている。

ティモシー・ダルトンの007は、今回はとくにウェットな役回りで、友人の敵討ちが主目的に。

敵の腹中に入りハラハラドキドキはわかるけど、どう考えても名乗り過ぎの「ボンド、ジェームズ・ボンド」だから、麻薬組織に潜入捜査みたいなのは、無理がありすぎる。

悪役サンチェスの手下のチンピラとして、ベネチオ・デル・トロが、すごい存在感。当時はもちろん無名に近い俳優だったと思うのだけど、こんな端役がこんな存在感でもいいの?みたいな背筋も凍るような凄み。



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映画「007/リビング・デイライツ」(1987)

原題:THE LIVING DAYLIGHTS


お気に入り度
☆☆☆☆


ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビー、ロジャー・ムーアに続いて4代目ジェームズ・ボンドのティモシー・ダルトンが初登場、007シリーズ15作目、初作の「ドクター・ノオ」(1962)から、25年目の作品。

ティモシー・ダルトンは、さすがに良い俳優、1〜3代のジェームズ・ボンドに比べて、アクションにおいて上回り、プラス繊細で叙情的な演技に優れている。

まず印象に残るのは、最初のシークエンス。モンテカルロの沖、お金持ちの水着の美女が、ヨットの上で電話してて「軟弱な男ばかりで退屈、本物の男が欲しいだけなのに」みたいなことを話しているところに、パラシュートでジェームズ・ボンドが落っこちてくる。

ストーリーはネタバレしない範囲で書くと、ソ連高官の亡命を助けるところから始まり、美女のチェリストがスナイパー、チェロのケースをソリにしての雪原の滑降、軍事マニアみたいな武器商人(ジョー・ドン・ベイカー)との対決など。

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映画「パラダイン夫人の恋」(1947)

原題:THE PARADINE CASE


夫殺しの罪で起訴されたパラダイン夫人の裁判をめぐって、担当した弁護士の姿を描く、法廷心理サスペンスの名作。


お気に入り度
☆☆☆☆☆


ストーリー自体は非常に単純だが、めぐる心理を克明に描き出し、その演出で見せる映画。登場人物一人ひとりの演技もまた見所。このようにストーリー展開自体が単純でもけして退屈しないのは、一つ一つのシーンが味わい深いからであり、シェークスピアの演劇を思わせる。シェークスピアが現代においても高く評価されているように、ヒッチコックもまた何百年たっても評価されるにちがいない。

邦題の「パラダイン夫人の恋」はあまりいただけない。ロマンティックな内容を連想させるがそういうものではないし、途中まで見ると邦題から先行きが予想できてしまう。原題は「パラダイン事件」「パラダイン裁判」「パラダイン係争」と直訳されるが、それも原題のニュアンスにはあわない。現代なら、カタカナで「パラダイン・ケース」と邦題がつけられるかもしれない。そうでなければ単に「パラダイン夫人」というタイトルのほうが、「の恋」とつくより良かったと思う。一押しはカタカナで「パラダイン・ケース」。

音楽もまた印象的で、同じくセルズニック製作ヒッチコック監督の「白い恐怖」なども思い出した。「レベッカ」「断崖」「汚名」など、どれも映画史に残る不朽の名作。


誤訳:
 裁判所の建物に "DEFEND・THE・CHILDREN・OF・THE・POOR・&・PUNISH・THE・WRONGDOER・" と書かれていてその日本語字幕が、「息子よ 貧しきを救い 罪人には罰を」となっていましたが、「息子よ」というのは明らかに誤訳で、THE CHILDREN は DEFEND の目的語だと思います。正しくは「貧しき者の子供らを守り、悪事を働くものを罰せ」。
 映画の英語字幕は、日本語として自然になるようにするなどのために、多少元と異なる訳をするのは当然有り得ることだが、こういう種類のケアレスミスや、単純に能力不足に起因すると思われる誤訳がときどき見られます。


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映画「三十九夜」(1935)

原題:THE 39 STEPS



アルフレッド・ヒッチコック監督のスパイサスペンス。

白黒時代1935年の作品だが、この時代にこれほどの作品が作られたことは驚くに値する。

お気に入り度
☆☆☆☆


ところどころにヒッチコック一流の演出やストーリー展開、映像の冴えがあり、スコットランドの田舎も風光明媚。ちりばめるロマンスも単純に楽しめる。


後の「逃走迷路」は、このリメイクといえるだろう。
よく似たエピソード、シーンが多数あり、ストーリー展開も酷似している。

また別の監督により「三十九階段」としてもリメイクされている。

なぜ邦題を三十九夜としたのかは不明。
へんなタイトルをつけたものだ。


現代的な視点でいえば、いろいろ不十分なところはあり、たとえば、ヒッチコックのスパイ映画全体についていえることだが、一番の問題は肝心のスパイされる情報が安易で表面的なところだろう。ヒッチコック自体、軍事やテクノロジー、SF的な先進技術などには、あまり興味がない人だったのではないだろうか。現代のトム・クランシーの小説を基にした、「いまそこにある危機」や「パトリオット・ゲーム」のような、軍事技術オタクの男の子たちもうならせるようなものは、ヒッチコックには期待してはいけない。「とりあえず、何か大きな軍事機密があって〜〜」という程度の認識で見るしか楽しむ方法はない。その点の緊迫感はまるでないし、なぜ彼ほどの天才がこの種のことに関してだけはこれほど無頓着だったのかは不思議としかいえない。

このことさえ許容すれば、全体のストーリー展開は、非常にさえていて、現代的にも見劣りがしない。

もし彼がそういうものに本気で興味をもっていれば、どれだれのスパイ映画が作られたかと思うと残念なのだが、そのかわり、ヒッチコックはかなりロマンチックなおやじなのだ。


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映画「恐喝(ゆすり)」(1929)

原題:BLACKMAIL


ヒッチコック監督イギリス時代、トーキー初期の白黒の心理サスペンス。

1929年と非常に古く、博物館行きといった趣だが、やはりさすがヒッチコックと思わせる、キラリと光るところがある。

お気に入り度
☆☆☆++


ストーリーは単純。ちょっとした浮気心から、人を殺してしまったヒロインが恐喝されるという話。そして解決は単純で、現代の視点からはあまりにあっけなく、現代なら30分ぐらいの小品になりそうな内容。まさしく後のテレビ番組「ヒッチコック劇場」にちょうどよいぐらい。この映画は82分。したがってテンポは非常に緩やか。演技も演出もやはり時代を感じさせる。

しかしながら、ところどころの細かい仕掛けがやはりヒッチコック一流であり、駄作ではない。

ヒッチコック作品らしく、ヒロイン(アニー・オンドラ)は魅力的。


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映画「舞台恐怖症」(1950)

原題:STAGE FRIGHT


アルフレッド・ヒッチコック監督イギリス時代の白黒のサスペンス。

マレーネ・デートリッヒ、ジェーン・ワイマン出演。

お気に入り度
☆☆☆++


現在の視点でみると最高にすばらしい作品とはいいがたいが、当時の作品としては非常によくできていて、見れば見るほど味が出てくるし、結構楽しめる。

マレーネ・デートリッヒ演じる大物女優は、ぜんぜん魅力的でないのだけど、役どころとしては、そういう役のよう。当時はあれが魅力的と思われていたのか。

ジェーン・ワイマンが実質主役だけど、けっこうかわいい。

内容はサスペンス&コミカル&ちょっとだけロマンチック。

最初のカットバックが、回想のようになっているところが、サスペンスとしては失敗しているが、天才も完全ではないということか。この時代は、サスペンスの演出もまだ手探りだったのだろう。

全体のテンポが緩やかなのは、これもやはりそういう時代だったのだと思う。


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便利だからリンクしましたが、allcinemaの解説は結構いい加減で間違ってることが少なくない。
この映画の解説も、資料を鵜呑みにして、映画自体は早送りにしてみたんじゃないの?っていうかんじの間違いがある。

「偶然知り合った刑事スミスが彼女に興味を持ち付きまとうので、」と書いてあるが、大間違い。



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映画「姿三四郎」(1943)

邦画

黒澤明監督第一作

お気に入り度
☆☆☆++


時代が時代だけに、素晴らしく感動的な名作とは言いがたいが、映像や演出の手法において、1943年の当時にしては斬新かつ秀逸であって、黒澤明監督の傑出した才能を知ることが出来る記念碑的な作品であり、大変貴重。

あの時代に、これだけのものを作るとは、やはり黒澤明というのは、日本が世界に誇ることの出来る映画人だということが十分にわかる。


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映画「鰯雲」(1958)

邦画

淡島千景、司葉子、新珠三千代出演、成瀬巳喜男監督

前後、農地改革と西洋化、近代化に揺れる農村の人々の生活を描く。

お気に入り度
☆☆

どちらかというと、見ててつまらないが、当時の農村の様子を知ることができ、興味深い。


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映画「一番美しく」(1944)

邦画

黒澤明監督作品二作目。

太平洋戦争中1944年に戦争を賛美する宣伝目的で作られた映画。

ヒロインの矢口陽子はこの翌年黒澤明監督と結婚。

軍需工場、動員された女子学生からなる女工の生活と喜怒哀楽、成長を描いている。

お気に入り度
☆☆☆


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映画「ナチュラル」(1984)

原題:THE NATURAL

お気に入り度
☆☆☆☆☆


バリー・レヴィンソン監督、ロバート・レッドフォード主演


1920〜30年代のアメリカ、天才ピッチャーにしてスラッガー、将来を嘱望された若者ロイ・ハブスは不幸にして凶弾に倒れてしまう。16年後、奇跡の復活をなすロイ・ハブスだが・・・。

というストーリー。


これはほんとに良い映画。抑制が効いていて、しっとりしっくり感動させてくれます。とくに野球に思い入れのある人にはたまらん。野球が伝説だった時代を情緒豊かに描き出している。イチロー選手になりたくなるでしょう。最後はぐぐっとくる。

見るの何回目かだけど、やっぱり感動した。



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